甘。

９月６日

ゆら〜りゆら〜り船に揺られ気分を悪くするも無事に日本に到着。

着岸したら検温があります。
体温計で計るのかと思いきや、サーモグラフィー！
ハイテク〜。
機械の前を通過するだけで終了。

１〜２時間の船内待機のあとに待っているのは荷物検査だねー。

「バックパックの中調べさせてもらっても良いですか？」
と聞かれ、どうするのかと思ったら
バックパックの中に手つっこんで探ってるだけやし。
テキトー。

こんなんまだちゃんと仕事してる方ではなかろうか。

フェリーのセキュリティーは甘すぎる。

日本出国のときも、何もチェックなかったし。
X線もなし。

唯一チェックされたことと言えば、

「北朝鮮に行く予定はないですね？」

行きませんよ。


中国入国の時も素通りやし、
出国の時も然り。
X線の機械がないわけではない。
あるんやけど、チェックすべき人がそこにいない。

フェリーのすごいところは、ベッドも預け荷物として無料で積むことができること。
ペットではなく、ベッドです。寝台ね。


良いといえば良いけどさー、怖いわー。
誰か爆弾でも積んでたらどーすんのさ。
沈没じゃないか。

あーでも列車も同じか。チェックなかったなぁ。
飛行機だけなんでしょうか。

飛行機以外での国境越えが初めてやったのでちょっとした
ショックを受けました。

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海の上

９月４日

いよいよ帰国。
と言っても飛行機でぴゅ〜んというわけにはいかぬ船旅。
２日後に到着。

往路で一緒だった母娘や、往路も一緒でカラコルムでもばったり会ったYさんとも
再会したりとちょっと楽しかった。

そしてそして特筆すべきはこの方...

ウランバートルで会い（というか「見た」程度）、二連までの列車も同じ、
北京のホステルも一緒だったゆーまさん。

彼は好奇心、行動力に溢れている。ほんますごいの。

例えば、新しい土地に着いたら現地の日本語学校や大学の日本語学科を訪問。
日本語学習者にとっては突然現れた彼は神みたいなもん。
「ちやほやされるからええで」
とかなんか言ってはったけど、そこで生まれる交流を大事にしてはる。

帰国後に知ったことやけど、彼は世界一周留学中らしい。
ネットでゆーまさんのHPを発見。

旅のスタイルもさることながら、彼自身もかなりおもろい。
おもろい大阪のにいちゃん。

ゆーまさん、Yさん、もうひとりにーさん、私、とモンゴル帰りのメンバーで
ご飯食べてるときのこと。

モンゴルより、中国二連ー北京行きのバスから見ただだっ広い平原の方がキレイやったな。
見たかったあの景色は中国にあったんかー！
と、みんなしてがっかりしつつもちゃんと笑い話になってました。

ウランバートルからもっと離れたら平原もあると思うけどね。
それにしても中国に入ってから見た景色も良かった。


帰りの楽しい思い出ってこれぐらいしかない。
何故かというと、船が激しく揺れていたから。
迷惑この上なく揺れていた。
朝は大丈夫なんやけど、昼から夜にかけて大揺れ。
昼間っから揺れられたらほんま迷惑。寝るしかないやんっ。
でも寝すぎて寝れへんし...退屈やったー。
んで、部屋がトイレに近かったもんやから
おっさんが吐いてる音が聞こえてくるわけですよ。
もう、それだけでゲー。

は、早く陸に.....。

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出会い系サイト ３

Tちゃん情報で、モンゴルを目指している人を紹介してもらう。

ひとりは、やや髪が薄くなるつつあるモンゴルさん（仮名）。
そして彼のルームメイトの、モンゴル人で名古屋に留学中のモンゴルくん（仮名）。

モンゴルさんはタイに住まいがあるとか。
この人もなんか不思議な人やったなぁ。

モンゴルさんはよく見かけるんやけど、モンゴルくんにはなかなかお目にかかれない。
というのも、モンゴルくんは、食事以外は寝てるらしいのだ。
ぷっ。

悪いと思いつつも、モンゴルくんを起こしてもらい、
モンゴル情報を仕入れる。

Tちゃん、モンゴルくんと話していると、
もうひとりモンゴルに行くという男性がやってきた。
モンゴルさん２（仮名）は去年も行ったらしい。
今年は夫婦で１ヶ月旅するとか。

実はTちゃんもモンゴル経験者で、モンゴル情報をたくさん聞けたのだが、
一番気になったのは、

歩く公衆電話。

電話を持ち歩く人がいるらしい。
携帯電話ではなく家に置くような、アレを持ち歩いてるんやって。

ふ、不思議...。

こりゃー楽しみやな、モンゴル。

そうそう、もうひとりスゴイ人がいた。

中国の医師免許を持つNさん。
M姉さんが日本に帰国するときに乗った船でも一緒だったらしい。

中国で仕事を探しているらしいのだが、なかなか見つからない。
世話好きなM姉さんが「私も探してみるわ〜」
「知り合いのマフィアのツテで....」
とか言い、それを聞いたNさんはひとこと

「その人目つき悪いですか？」

Tちゃんと私は爆笑。かなりツボでした。
もっと気になるとこないー！？みたいな、ね。

なんか抜けてるちょっと変わった人でした。

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出会い系サイト ２

おもしろい人といえば、
ロマン溢れるツアー団体とお会いした。

シルクロードツーリングとでも言おうか。

２ヶ月かけて
トルコまで
バイクの旅。
１００万円也。

というツアーがあるそうだ。
１００万払って参加する人もいれば、
「整備士」として仕事で参加する人もいる。

若人もいれば、白髪の渋いおっちゃんもいる。

２ヶ月ってことは、もうトルコまで到達したんかなぁ。
その後トルコからインドまで行くって言ってた人もいた。
話聞きたいわ〜。連絡先でも聞いときゃ良かったな。

出会い系サイト １

時間はいーっぱいあるのだけれど、やることがない。

「DVD見る？」
と神のお声が私を誘う。

下のベッドのMさん。いや、M姉さん。
かっこいー大阪のねーさんです。
日本一時帰国から現在住んでいる中国に戻るため、この船に乗っているという。
そのねーさんが、中国で買ったというDVDを一緒に見るか？と誘ってくださったのである。

「バトルロワイヤル２」を鑑賞。

なんやかんやとゲーって感じでしたが、一番インパクトがあったのは

竹内力

じゃないでしょうか。

最後の方のシーンのあの登場の仕方。

萬田はん、好きですけど...。

M姉さんともう一人、お友達ができた。

彼女は出航前からすでに寝ていた。
昼食にも夕食にも起きてこない。
対面したのは２日目になってからだったと思う。

「いや～、前日にずっとDVD見てて。眠かったんですよー。」

ということだそうです。
語学留学～一時帰国を経て、９月から北京の大学に留学するそう。
それにまつわる話も聞かせてもらったが、かなりおとぼけなご様子。

おもしろすぎる。Tちゃん最高。


フェリーという限られた空間だからこそ、４日もいれば顔見知りになり、いろんな人と話ができる。

ここで出会う人たちはやっぱりおもしろい。


フェリーは出会いサイトですな。

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フェリーだ、フェリーだ。

８月１８日、念願のモンゴルに向けて出発。

ルートはこちら...

神戸ー天津ー北京ーウランバートル

この神戸ー天津が２泊３日もかかるんよねぇ。

利用したフェリーは燕京号（ヤンジン号）。
毎金曜神戸１２時発、日曜１４時天津着。

２等A（２段ベッド、１６人部屋）学割で３１５００円。
往復です、これ。安い〜。


この頃ちょうど台風が来ていて、出航できるか心配してたけど
なんとか大丈夫でした。

しかし、出航から４時間後の１６時頃...

「台風のせいで２４時間とまるって」
という情報が耳に入る。


え...えぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜！？

広島沖で２４時間待ちぼうけだと。
フェリーで３泊４日。
なんてエキサイティング。

「行ってくるわ〜」と勇んで出たものの、まだしばらく日本、みたいな。
ぷっ。

ま、ブツブツ言っててもしかたないんで、４日間楽しんでやろうではないか。

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